ふんわりとした花の姿と色や形の豊富さが魅力のトルコギキョウ。福岡県は全国3位の生産量を誇る一大産地です。この花を英彦山の麓、添田町で育てているのが、平嶋駿さんです。

実家が花農家で幼い頃から手伝いをしていたため、迷うことなく農業大学校に進み、花作りを学びました。卒業後、3年の研修を経て就農し、以来約10年。今では年間25,000本ほどを出荷しています。
トルコギキョウの生育には昼温25度ほどがベストですが、近年は8〜10月の天候が不安定で秋が短く、思い通りにいかないことも多いとか。
「トルコギキョウは知れば知るほど難しい。すべてが満足だった年は一度もありません。でも、だからこそ次の年もがんばれるのかも」と、平嶋さん。良い花ができた時の喜びと、向上心を原動力に、平嶋さんの挑戦は続きます。
また、平嶋さんは、30代の若さでJAたがわ東部トルコギキョウ部会の部会長を務めています。部会長になったのは4年前、29歳の時でした。会員9人のうち大半は大ベテランの先輩農家なので、30代の平嶋さんがフットワーク良く会長職をこなしています。
栽培との両立が大変なのでは?と尋ねると「忙しくはありますが、視察などで他の方の花を見る機会も多く、勉強になります」と、平嶋さんは前向きです。
ちなみに、トルコギキョウは全国の産地がリレー出荷をすることで需要に応えていますが、10、11月分は、福岡県産が全国のメインになるとか。部会の出荷先のうち、約7割を占めるのが東京なので、年に一度は部会長として東京の市場にも足を運んでいます。
さらに今年からは、県の「青年農業士」も引き受け、花農家のホープとして、ますます期待が高まる平嶋さんです。






