お客様が求める花を提供するため、日々、試行錯誤
実用性を大切に、ブーケをつくる
だから、花の日持ちにこだわる
西鉄下大利駅から歩いて5分ほどの所にある『フラワーショップトビマツ』。外観は静かなベッドタウンに溶け込んだ「町のお花屋さん」。実は、店長の飛松誠自さん、妻の久美さん、スタッフの江﨑智美さんの全員が、フラワーデザインコンテストで数々の受賞歴を誇る、全国トップクラスの技術力を持った花屋なのです。
ブーケをつくる上で、飛松さんが大切にされているのは「実用性」です。「雑誌に素敵なブーケが載っていたとしても、実際にお客様が家に飾りたいと求めているものとは違うこともあります。お客様が一番に求められていることを考え、日持ちもしつつ、デザイン性のあるブーケを作るように心がけています」
『フラワーショップトビマツ』では、日持ちの良い花をお客様に提供するために、試行錯誤を重ねています。「例えば、『バラなら○○さん!』というような信頼できる生産者を探しています。これは、ひたすら経験を積むしかありません。そして、いい生産者と出会ったら、できるだけその方の花を仕入れるようにしています」
水揚げをするときは、大学や国の研究機関の実験データを参考に、どのような処理をしたら、より花が日持ちするのか、飛松さん自身も実験を繰り返しています。
「花の世界では毎年新しいものが出てきます。これでいいんだ、と現状に満足してはいけない。良いものはどんどん取り入れていこうと思っています」
お客様との丁寧なコミュニケーションが、
「このお店にブーケをお願いしてよかった」という満足に
花屋で花を買うときは「何のために花を買うのか、希望をしっかりと伝えること」が大切とアドバイス。ブーケ1つ作るにしても、「1日でいいから、この花を美しく飾りたい」と思うのか、「1週間、花を持たせたい」と思うのかでは、選ぶ花が変わってきます。飛松さんは「お客様とのコミュニケーションを大切にしています」と話します。
「花はいずれ枯れますが、写真の中で生き続けることができる」と飛松さん。実際に、お客様が「作ってくれたブーケがすごくよくて、写真も撮ったんですよ」と見せてくれたり、Instagramに投稿してくれたりしたことも。
『フラワーショップトビマツ』ではInstagramとFacebookで、アレンジメントの見本やお得なセール情報を日々更新中。「こんなブーケが欲しかった!」がきっと見つかるはずです。
【店舗情報】
店舗:フラワーショップトビマツ
住所:大野城市下大利1丁目18-4
電話:092-585-1184
営業:10:00~19:00(日曜日は10:00~13:00)
定休:1/1~1/3、8/16~8/17
【受賞歴】
飛松 誠自さん
2006年 北九州カップ 福岡県知事賞
2007年 アジアカップHTBブーケコンペティション 準優勝
2010年 フラワーマスターズジャパングランプリ 準優勝
2011年 北九州カップ 福岡県知事賞
2012年 九州花卉装飾選手権 内閣総理大臣賞
2015年 北九州カップ 福岡県知事賞
2018年 九州花卉装飾選手権 内閣総理大臣賞
宗麟カップ 大分県知事賞
2019年 九州花卉装飾選手権 内閣総理大臣賞
2021年 ワールドプリザーブドフラワーコンテスト 最優秀賞
江﨑 智美さん
2017年 宗麟カップ 大分県知事賞 優勝
福岡県フラワーデザイン品評会 農林水産省生産局長賞 優勝
2019年 JFN全日本技術選手権 農林水産大臣賞 優勝
飛松 久美さん
2005年 九州花卉装飾選手権 佐賀市長賞
2016年 福岡県フラワーデザイン品評会 九州農政局長賞
福岡県フラワーデザイン品評会 福岡県知事賞