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トルコギキョウ農家 今村聡さん - 花あふれるふくおか推進協議会
取材レポート

取材レポート

Report

トルコギキョウ農家 今村聡さん

災害にも負けず、

新しい品種に果敢に挑戦



心の中は「いつかは農家になろう」

知り合いの勧めで花農家の道へ



大刀洗町で色とりどりのトルコギキョウを生産する今村聡さん(38)が花き農家になったは、2017年のこと。それまでは飲食店で働いていましたが、祖父が野菜農家をしていたこともあり、「いつかは実家に帰って、農業をしよう」と考えていたそうです。当初は漠然と野菜を作るつもりでいましたが、知り合いから花を勧められ、花農家の道へ。今村さんは、農業大学校の研修科で半年学んだ後、花農家でさらに半年間研修を受けました。




2棟から始めたハウスは、現在14棟(総面積約3,900平方メートル)まで拡大。「花も野菜も、同じ場所で同じものを作り続けると連作障害が起きてしまいます。トルコギキョウをずっと生産し続けるためにも、連作にならないように他の花も生産しています」。今村さんが生産する花はトルコギキョウの他に、ラナンキュラス、ブプレウルム、シャクヤク、シンテッポウユリ、ケイトウなど多彩です!





花は流行の変化が早い

「経験値を高めたい」と積極的に取り組む



今村さんが就農した年から毎年のように大雨に見舞われ、ハウスは浸水被害に遭っています。「1年目は周りの人に随分助けられた」と今村さん。それからは水が入ってきても生育に問題がないようなにうねを高くしたり、土をふかふかにしたり、土づくりを工夫しています。「水害の多い夏場に栽培が集中しないように分散させるなど、いろいろな対策をして花づくりをしていきたいです」。



苦労も多い反面、「会社勤めのときと違い、自分がやった分だけ返ってくることが嬉しい」とやりがいも語ります。トルコギキョウは毎年新しい品種が出てくるので、必ず新しいものも植えるようにしています。「花もファッションと同じで流行の変化が早いです。就農が遅かった分、経験値を高めるためにも、新しい品種にも積極的に挑戦したいと考えています」。




トルコギキョウの出荷は11月まで。「トルコギキョウが終わったら、次はラナンキュラスです」と今村さんは意気込みます。




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