福岡のカーネーション産地といえば、うきは市、田主丸町。
その生産者で構成されているのが「JAにじカーネーション共販部会」です。管内のカーネーション農家の収益アップと産地の価値向上のため約30年前に設立され、生産管理や出荷の効率化などを図っています。

このエリアの年間出荷数約100万本のうち、5割が関東向けで、JAにじの担当者・上村 享さんは「産地の花を共同出荷する『共選産地』としては、全国一の品質」と話します。
束にすると自立できるほどの茎の太さ、花の大きさが特徴で、「にじのカーネーション」の高い評価は関東でも確立しているとか。
また、部会の取り組みで好評なのが、生花店で使いやすい4色を組み合わせた「にじセレクト」シリーズです。4色を各25本、計100本を1箱に収めることで輸送コストを抑え、少量で色数を揃えたい生花店のニーズにも応えています。
このように、関東でも評判のカーネーションを作ることができる部会の強みを上村さんに聞きました。
「JAにじ管内のカーネーション農家は、全員花作りの技術が高い。共同出荷にありがちな品質のバラつきがなく、良いものを安定的に出荷できるから東京の市場でも信頼され、買ってもらえると感じています」
また、上村さん自身は、生産者を支える意味で「トレンドカラーの読み」も大切にしています。イベント装飾をはじめ、さまざまなシーンで流行色の花が求められるからです。
「時代の色を読むためには、花業界だけに目を向けていてはダメ。世の中の動きに広くアンテナを張り、生産者にフィードバックしていきたい。産地の価値と花の単価を守ることで花農家を支え、それが地域の元気につながれば」と、上村さんは話します。








