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TRONC(トロンク) - 花あふれるふくおか推進協議会
取材レポート

取材レポート

Report

TRONC(トロンク)

1本の花を買うところからお手入れまで

気軽に立ち寄り、相談できるボタニカルドクター



高校生のときに花屋を目指す

2021年でオープンから9周年


福岡市南区の百年橋通り沿いにある『TRONC(トロンク)』。花はもちろん、観葉植物の品ぞろえも豊富なことで知られています。「観葉植物が欲しいというお客様のニーズに応えていくうちに、花と観葉植物の割合が半々くらいになっていました」と話すのは、店長の伊藤幹夫さん。今では、珍しい観葉植物を求めて『TRONC』を訪れるお客様も多いそうです。



伊藤さんが花屋を志したのは17歳のとき。「大学へ進学すると遊んでしまいそう。それならいっそ早く手に職をつけて働きたい。花が好きだから花屋になろう」と思ったそうです。専門学校で花について学んだ後、福岡市中央区にある老舗花店で10年間修業を積みました。2012年7月30日に『TRONC』をオープンし、2021年で9周年を迎えます。





お客様に合わせた提案や植物のメンテナンス

ちょっとした気遣いがお客様の喜びに


『TRONC』に来るお客様の多くは1人暮らしで、部屋に飾る花を1~2本買われることが多いそうです。「常連のお客様が持っている花器は大体把握しています」と伊藤さん。お客様が持つ花瓶に合わせて花の長さを切ったり、一緒に活けるとぴったりな花を提案したりしています。逆に初めて来店されるお客様との会話は、「どんな花瓶に活けられますか?」というお尋ねから始まるとか。



「おすすめは?」と聞かれることも多く、そんな時は、「変化を楽しめる花をおすすめしています」。例えば、夏ならブルーベリーやヒオウギ。「つぼみから花が咲いて、枯れて、実がなる過程を楽しめます。他に、クルクマやユリもおすすめです。スプレーマムなどは、枯れた花を摘むと、新しい花が咲くので、長い期間楽しめるんですよ」。このようなアドバイスがお客様の満足度につながっています。「花は毎年新しい品種が出てくるので、何歳になっても勉強が大事ですね」。




花を売るだけではありません。「うちで買った観葉植物ではないけれど、弱っているから見てほしい、と持って来られるお客様がいらっしゃいます。手入れの方法などを教えると『見てもらえてよかった』と喜ばれます」と伊藤さん。『TRONC』は「ボタニカルドクター」のような存在にもなっています。




「花を飾ったり贈ったりするのは敷居が高いかもしれませんが、もっと気軽に花を楽しんでもらえると嬉しいですね。その敷居を下げるのが我々花屋の仕事です」と伊藤さんは話します。





【店舗情報】

店舗:TRONC    

住所:福岡市南区那の川2-4-32

電話:092-791-5571

営業:11:00~19:00

定休:日曜日、祝日

HP:http://www.tronc-f.com/

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