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〜全国的にも珍しいアネモネ!?〜アネモネ農家高宮さん - 花あふれるふくおか推進協議会
取材レポート

取材レポート

Report

〜全国的にも珍しいアネモネ!?〜アネモネ農家高宮さん

〜10年前、今まで流通が少なかった国産のタラスピ栽培を始めました〜

糸島でアネモネを栽培している高宮さん

福岡県糸島市は、アネモネとタラスピの全国有数の産地です。
今回お尋ねした花農家の髙宮康弘さんは栽培を始めて約40年!
11月の中旬から3月末までアネモネを、8月下旬から6月末までタラスピを収穫・出荷しています。

アネモネの圃場

糸島市で栽培しているアネモネは大輪・小輪含めて約10品種!
さらにその中で髙宮さんは幻のアネモネ!?を栽培されています。
美しい赤色も特徴的で、全国的に見ても珍しい品種なんです!

1年間で約10万本出荷!糸島全体では、100万本〜120万本出荷しているそうです。

「ピーク時期は2月ですね。暖かくなってきたら一気に開花します。1列収穫して振り返ったらまた開花していることもありますよ」

アネモネは日当たりが特に大事で、光が当たることによって病気の発生率が物凄く下がるそうです!
「1月〜2月になるとこの辺りは、曇天続きなので、その時期の管理は特に気をつけています。」

タラスピの圃場

ナズナの一種である「タラスピ」
福岡では主に糸島で栽培されており、共選を行っているのは福岡で糸島のみだそうです!

「10年くらい前にお花屋さんから、国産のタラスピを作って欲しいというご要望があったので栽培を始めました。そこから試行錯誤を重ねて、出荷できるようになるまで約3年かかったんです」

最初は、種子の取り方も分からないところからスタート。
「栽培方法も分からず調べながら行っていたんですが、なかなか芽が出ない状態が続きました。そこから種から苗を作り、冷蔵庫で発芽処理を始めたり…今でも試行錯誤しています!」

8月下旬より徐々に出荷が始まり、メインの出荷時期は1月~5月
春のお彼岸以降は特に出荷が多いそうです。

「ありがたいことに、今ではたくさん収穫できるようになりました」と話します。

髙宮さんは、栽培を始めて約40年!
「両親が農家だったので、私も学校で花を専攻して卒業後から栽培を始めました。」

「タラスピは、お花屋さんからの相談がきっかけでしたが、アネモネはともと栽培していたイチゴが全滅してしまったので、40年前に親戚の叔父から急遽教えてもらったんです。」

ここ糸島で、長く愛されているアネモネを栽培しながら
「お花屋さんやお客様のご要望にできるだけ答えていきたい」と話す髙宮さん。

アネモネとタラスピを栽培している高宮さん

髙宮さんが想うアネモネの魅力は「毎年新しい品種が出るところ」
最近ではパステルカラーの品種や、大輪から小輪まで種類豊富!
毎年、新しいアネモネが楽しめるのはワクワクしますね♪

タラスピの魅力は「水揚げもよく、痛みにくいところ」
ジャムや薬の空き瓶のような小瓶に生けておくだけで絵になります!

お花と一緒に飾っても長く楽しめるタラスピは花のある暮らしに欠かせませんね♪

「息子がクルクマの育種をやっていて4年前に交配が成功したので、今後はそこにも力を入れていきたい」と話す髙宮さんでした!

Youtubeチャンネル「花あふれるふくおか」でも取材動画公開してますので、

ぜひご覧ください。


問い合わせ先:糸島農業協同組合 営農総合センター
TEL:092-327-0436
FAX:092-327-4173

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