当サイトを最適な状態で閲覧していただくにはブラウザのJavaScriptを有効にしてご利用下さい。
JavaScriptを無効のままご覧いただいた場合には一部機能がご利用頂けない場合や正しい情報を取得できない場合がございます。
〜八女の電照菊。「電照」の仕組みって?〜八女電照菊部会の菊農家野上さん - 花あふれるふくおか推進協議会
取材レポート

取材レポート

Report

〜八女の電照菊。「電照」の仕組みって?〜八女電照菊部会の菊農家野上さん

野上さんの圃場

八女電照菊部会は、施設輪ギクの全国2位の生産量を誇る産地で、全国へ向けて出荷!

八女市で電照菊を栽培している野上正二さんは、年間76万本の菊を栽培しています!

1年間を通して、夏は「精の一世(せいのいっせい)」冬は「神馬(じんば)」と言う”白い菊”を栽培! 2品種の違いは、日長に対する反応の違いだそうです!

「菊は1日の日の長さが短くなると花が付きます。季節によって日長が違うので、作れる時期に合わせて栽培しているんです。」

「精の一世」は5月〜11月まで。「神馬」は11月〜5月まで収穫を行っており、お盆とお正月シーズン前はピーク時期に!

菊の”芽摘み”

菊は、定植してから約100日で収穫。

「2週間に一回、1つ1つ手作業で定植を行っています。もう、根性ですね!頑張って植えています(笑)」と話します。

「精の一世」も「神馬」も真っ白な花が魅力的!
「放っておいたら、スプレー咲きみたいに、何輪も咲いてくるんですが、1輪にして栄養をたっぷり届けるために、”芽摘み”を行っています。この作業が一番大変なんです…!

綺麗に管理されている圃場

栽培を始めて18年目となる野上さん。

学生時代は農学部で「植物の病気」について研究をしていたそうです。
「試験する植物を育てなければいけなかったので、そこで学んだことが役に立っているかもしれません」と話します。

栽培をするときに気をつけていることは「水やり」 「水やりにムラがあるとよく育たないんです。土が乾いたらあげるので観察がすごく大事なんです。」

電照菊に欠かせない”電照”。各ハウスに設置されています。

電照菊には欠かせない「電照」
お花をつけて成長させるために光を当てるのかと思ったら、 “お花がつかない状態”にして、”草丈”を伸ばすために行っているそうです! 電照をやめたら、花がつくとのこと。

福岡の中でも、菊の栽培が盛んな八女市。その理由についても聞いてみました!

「菊栽培に取り組まれた時期が早かったんです。全国でも八女が2番目くらいだと思います。私で3代目になるんですが、祖父が菊を栽培していたので、かなり早かったと思います。」

野上さんとパチリ

菊の魅力は「丈夫なところ」
「お仏壇や仏花として親しまれていますが、いろんなお花と組み合わせてアレンジするのもオススメです。すごく丈夫なので、末長く愛していただければと思います。」

お子様が3人いらっしゃる野上さん!

今後の目標は、「良い菊をたくさん作って子育てを頑張ること」

「いい菊を作って、たくさん出荷して、皆さんに喜んでもらって、生活を安定させて…子育てを頑張りたいです!(笑)」と話す野上さんでした〜!



Youtubeチャンネル「花あふれるふくおか」でも取材動画公開してますので、

ぜひご覧ください。


問い合わせ先:JAふくおか八女
TEL:0943-23-1164
FAX:0943-23-1157

トップへ